センターのいちおし
装飾する魂 : 日本の文様芸術
2012.07.04
タイトル 装飾する魂 : 日本の文様芸術
編著者名 鶴岡真弓著
出版社 平凡社
出版年 1997
内容と紹介 区分:和図書/ID:000110330/所在:学科・コース架/請求記号:757.021/TM

ケルト芸術やユーロ=アジア世界の装飾デザイン交流史研究家である鶴岡真弓さんが執筆したこの一冊。「装飾」という視点から日本の美術を観るうえで欠かすことの出来ない、「渦巻」「鳳凰」「水」といったモチーフごと15章にわたって綴られています。

極東の国日本における装飾は、すぐ隣(といっても海を渡った大陸)である中国や朝鮮半島から伝来した仏教や思想、技巧が日本の風土、日本人の感性と混交し合う中で、豊富なモチーフと様々なバリエーションを生み出し、多くの傑作が誕生しました。アール・ヌーヴォーなど西欧においても大きな影響を与えた世界です。

各章は数頁という読みやすさであるにもかかわらず、有名な作家や芸術品、詩や和歌などあらゆるジャンルを横断し、日本と世界各国・地域におけるモチーフの認識の相違や、そのルーツなどに多角的に迫ります。

文様という世界を通して人間という生き物に対して興味が湧いてしまうほどの面白さ。
そして更なる装飾の世界へと誘惑されてしまいそうです。
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