センターのいちおし
鉄橋コレクション : 変わりゆく風景、変わらない風景
2011.06.16
タイトル 鉄橋コレクション : 変わりゆく風景、変わらない風景
編著者名 広田尚敬著
出版社 講談社
出版年 2010
内容と紹介 区分:和図書/ID:100129426/所在:普通書架/請求記号:516.24/TN

本書は、中学三年生の頃から鉄道写真を撮り始め、今や鉄道写真歴60年という著者による鉄橋写真集です。それぞれのページには、根っからの鉄道好きであろう著者の愛がこもった写真がずらり並びます。タイトルは、『鉄橋コレクション』とありますが、写真集の見どころは鉄橋だけでなく、日本全国の美しい景色や鉄道車両も見ものです。

青い空に映えるSL、冬晴れの空にぽんと浮かぶコンクリート橋、白銀の世界に存在感を表す鉄橋、緑の木々の中を駆け抜けるディーゼルカー、美しいフォームのアーチ橋、そうかと思えば、都会の喧騒にまみれたコンクリート橋、今はもう使われていない朽ちかけた橋など様々な301の橋がカラー写真で紹介されています。
最も古いものは、1873年製の鉄製鉄橋「浜中津橋」(大阪府)、最新は、付け替えが終わった2010年製の余部橋梁(兵庫県)となっています。

写真には短い紹介文が付けられており、紹介文を読みながら写真を眺めていると、全く知らない土地の全く知らない橋が少し見知った橋のように思えてくるから不思議です。また、京阪神地区のページを開ければ、一度は乗ったことがある鉄道や、乗ったことはなくても名前はよく知っているといった鉄道が姿を現します。どの写真も見応えはありますが、特におすすめなのは、付け替え前の「余部橋梁」と宮崎県の高千穂鉄道に架かる「高千穂鉄橋」です。今はもう見ることが出来ないその姿をこの写真集によって窺い知ることができます。

ページをぱらぱらめくり、行ったことのない土地に思いを馳せたり、全国を旅している気分を味わったり、いつも乗っている身近な電車をじっくり観察したり、楽しみ方はさまざまです。まずは本書を手にとってみてください。
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