センターのいちおし
白い犬
2017.05.31
タイトル 白い犬
編著者名 梅佳代著
出版社 新潮社
出版年 2016.12
内容と紹介 周りの人々のユニークなしぐさや表情、日常の光景を絶妙にとらえる写真家・梅佳代さんの最新写真集は『白い犬』。能登の実家で、18歳の彼女が写真学校に入るため家を出てから、弟が野球部の寮で拾ってきた犬“リョウ”と梅家との17年間の記録です。
ある日帰ると家に居て、自分の代わりに家族に納まっていた“リョウ” (メス)。梅佳代さんはテンション高く飛びついてくるその白い犬が怖くて、はじめのうちは「木の枝で撫でたりして」かわいがっていたそうです。そして帰省の度に撮っていた家族や故郷の風景の中に自然に溶け込むように存在する“リョウ”と、ゆっくり仲良くなっていきます。やがて17年の年月が流れ、“リョウ”は年取ってよぼよぼになり、ある夜、山に行ってもう帰ってきませんでした。
野山を駆け回り、ばあちゃんのベッドの下にもぐり、掃除機に吸われ、ちゃぶ台のスナック菓子を漁り、深い雪に埋もれる“リョウ”。いわゆる「かわいいペット写真」とは少し違う、しかしなんとも愛しく味わい深い、梅佳代作品の新境地となっています。
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