センターのいちおし
川瀬敏郎一日一花
2015.05.18
タイトル 川瀬敏郎一日一花
編著者名 川瀬敏郎著
出版社 新潮社
出版年 2012.12
内容と紹介 四季折々の草花が、それぞれのページで「凛」とたたずむ本書は、花人・川瀬敏郎の366日間、日々の軌跡が写し出されています。野山の何気ない植物を用いた「なげいれの花たち」は、みる人の心にそっと寄り添い、穏やかにしてくれます。この「一日一花」は震災後、新潮社からインターネット配信で始められたものです。作家自身、うまれてはじめて花をいけられなくなったと語った東日本大震災。大きな悲しみと様々な思いが日本中を駆け巡りました。殊更に芸術の分野は、その意義について考えさせられる機会となり、震災後のショックは表現者にとって表現することの難しさや責任、必要性を自問自答する結果となりました。それは一人の人間として、表現者として大きな岐路であったと思います。本書はそのような中で川瀬氏が改めて感じた、人への、自然への思いが静かに366日という時間を刻んでいます。1ページ目から読む必要はありません。どうぞ、手にとって気の向くまま開いてみてください。「今日」と向き合い、花を手向け続けた日々から花人の思いと、けして揺らぐことのない強さと美しさに出会うことができます。
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