センターのいちおし
はじめての手製本 : 製本屋さんが教える本のつくりかた
2014.02.17
タイトル はじめての手製本 : 製本屋さんが教える本のつくりかた
編著者名 美篶堂著 ; 白井明大取材・文
出版社 美術出版社
出版年 2009.5
内容と紹介 製本とは、印刷された紙をホチキスや糸で綴じて表紙をつけ、書籍の形にすることですが、製本と一口にいっても、出版社が作家の作品を印刷所に頼んで行うもの、傷んだ本を修理するために行うもの、学術雑誌などを保存用に数冊分を1冊にまとめるものなど、いろいろな目的と手段があります。そのため製本に関する書籍もたくさん出版されていて、当センターのOPACで「製本」をキーワードに検索すると2014年1月10日現在で図書21件・雑誌1件がヒットし、この資料もその中に含まれており、手製本にスポットをあてた内容になっています。

手製本の良さといえば、自分の好みにあわせた表紙をつけ、自分だけのオリジナルの本にできることです。イラストや撮りためた写真などを、自分の感性で自由にまとめることができるのが醍醐味だと思います。

そして手製本について書かれた本がいくつかある中でこの資料をおすすめするのは、次の理由があります。
①手製本を本職とする製本屋さんが解説した本であること
②本以外にも豆本(きわめて小さな本)や本箱の解説もあること
③特別な道具を使わず身近にあるものでできるように工夫されていること
④手書きイラストによって丁寧に解説されていること

この資料を通じて感じるのは「手製本の楽しさを伝えたい」という意気込みです。
実際に糸をつかって綴じる、という製本技法は和綴じ本しか掲載されていませんが、手持ちの本をお気に入りの布を使ってハードカバーの表紙をつける、という「改装」という技術の説明が丹念にされています。とりわけ糊の説明が丁寧にされている部分が親切でよいところです。
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