センターのいちおし
不思議で美しい石の図鑑
2013.06.04
タイトル 不思議で美しい石の図鑑
編著者名 山田 英春著
出版社 創元社
出版年 2012
内容と紹介 「石の図鑑」と銘打っていますが、メノウやジャスパー(碧玉)を中心に構成されている本です。こう書くと「何だそれだけしか載っていないのか」と思われるかもしれません。しかもメノウは半貴石とされ、宝石や貴石の下のランクに属しており、日本の鉱物好きからはあまり相手にされていません。

ですが、一度本書を開いてみればそんな評価はひっくり返ってしまう、まさに「不思議」で「美しい」「図鑑」です。切断された石の断面に現れる様々な色や形、何かの卵のようなサンダーエッグ、風景石と呼ばれる誰かが描いた風景画そのものの美しさ、怪奇小説やファンタジーに出てくる目玉の怪物のような不気味さまで多種多様な姿を見ることができます。
同時に掲載されているコラムでは、神話や伝説から石と人との関わりを多角的に紹介しており興味深く読ませてくれます。

著者の本業は書籍の装丁だそうですが、同時に世界的に有名な石のコレクターでもあり、本書はそのコレクションを中心に海外のコレクターの協力も得てまとめられた一冊とのこと。
著者が魅入られた石の世界の一端に触れてみてはいかがでしょう。
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